檸檬の変革
家の玄関に母が立っていた。
私は母に言った。
『ただいま。…………行かせてくれてありがとう。』

母は黙って玄関の扉を開き私を家に入れてくれた。

私はそのまま制服に着替えて学校に行った。
学校は何時もと変わらずダルい。
そして、学校が終わると、私は走って駅に向かった。

あちき君の家に、皆が居る所へ向かう為に、私の大切な居場所に向かって
走った。


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