檸檬の変革
2人は行き交う人並みの無数の足を眺めていた。
不意に美空が独り言の様に口を開いた。
『天の川って見たことある?』
美夏は相変わらず行き交う人並みの無数の足を見ながら答えた。
『無いよ。てか天の川なんてあんのかな?』
美空は上を向いて言った。
『あたしも見たこと無い。でも、じいちゃんが話してた。星の光が本当に川みたいに見えるんだって。じいちゃんよく夏になると夜空を見上げてその度にあたしに言ってたんだよね。』
美夏も上を見上げて答えた。
『美空のおじいちゃんて何処で天の川なんて見たのかな?ここじゃ天の川つーより星自体見えないんだけど。』
美空は祖父の言葉を思い出しながら言った。
『それ聞いた事無かった。じいちゃんの国かな…。知らないや。去年死んじゃったし。』
『ふーん。美空のおじいちゃんてアメリカ人だっけ?』
不意に美空が独り言の様に口を開いた。
『天の川って見たことある?』
美夏は相変わらず行き交う人並みの無数の足を見ながら答えた。
『無いよ。てか天の川なんてあんのかな?』
美空は上を向いて言った。
『あたしも見たこと無い。でも、じいちゃんが話してた。星の光が本当に川みたいに見えるんだって。じいちゃんよく夏になると夜空を見上げてその度にあたしに言ってたんだよね。』
美夏も上を見上げて答えた。
『美空のおじいちゃんて何処で天の川なんて見たのかな?ここじゃ天の川つーより星自体見えないんだけど。』
美空は祖父の言葉を思い出しながら言った。
『それ聞いた事無かった。じいちゃんの国かな…。知らないや。去年死んじゃったし。』
『ふーん。美空のおじいちゃんてアメリカ人だっけ?』