檸檬の変革
翌日、美空と美夏は朝のラッシュの電車の中でもみくちゃになりながら電車に揺られていた。

電車の中の熱はクーラーをガンガンかけても
効かない位暑かった。

『降りよう!』

美空は美夏に言った。

普段降りる事の無い駅に2人は人を掻き分け降りた。


美空の中で何かが砕けた。


『天の川見に行かない?!』

美夏の意見をきくより宣言する様な言い方で美夏を見た。


美夏は学校で時間を潰すより美空と居る方が楽しいと思ったのだろう。
即答で『見に行こう!』と笑った。


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