檸檬の変革
そんな日々を送っていたある日、僕は酷い発作に襲われ、絶対安静の状態になり、パソコンも禁止され只、病室の白い天井と医療機械の音しか聞こえない生活になってしまった。
母親が付き添っていた。完全看護の病院なので泊まらなくてもいいのに…。
僕はもう駄目なのかな…?

酸素マスクに点滴身体を動かすのもままならない、自分の身体が嫌いだ。
こんな思いするなら早く自由な世界に逝きたい。

自由になったら何をしよう……。
もう白いモノなんて見ない。色とりどりの自然に青い海。
夢魔がブログに載せた写メみたいな景色を見るんだ。


朦朧とした意識の中僕が想い描いたのは夢魔が見せてくれた写メの景色だった。


夢魔のブログ更新されてるかな?









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