檸檬の変革
時間にすると10分程度だったと思うが、僕には長い10分だった。
受付横のエレベーターがチンとなりゆっくり扉が開いた。
出て来たのは中年の男性1人。
受付横と2、3言葉を交わし、僕の方へ歩いて来た。
僕は立ち上がり歩いてきた男性に会釈をした。
男性は自己紹介をして僕に椅子に座る様に促し、自分も向のソファーに腰掛けた。
てっきり夢魔が来てくれるかと期待していた。
男性は僕の顔を見てすまなそうに夢魔の事を話し始めた。
『笹木 夏樹君だね。はじめまして。鈴木と言います。坂貫 七海の担当をしています。今日はわざわざお越し頂いたのに本人が不在の為、私が代わりにお話をお伺い致します。』
僕は鈴木さんを真っ直ぐ見て話を切り出した。
受付横のエレベーターがチンとなりゆっくり扉が開いた。
出て来たのは中年の男性1人。
受付横と2、3言葉を交わし、僕の方へ歩いて来た。
僕は立ち上がり歩いてきた男性に会釈をした。
男性は自己紹介をして僕に椅子に座る様に促し、自分も向のソファーに腰掛けた。
てっきり夢魔が来てくれるかと期待していた。
男性は僕の顔を見てすまなそうに夢魔の事を話し始めた。
『笹木 夏樹君だね。はじめまして。鈴木と言います。坂貫 七海の担当をしています。今日はわざわざお越し頂いたのに本人が不在の為、私が代わりにお話をお伺い致します。』
僕は鈴木さんを真っ直ぐ見て話を切り出した。