◇ 宝石 ◇
はあ…。
携帯も無いし…。
面倒臭い…。
まあ、帰るのももったいないしね…。
*
で、何処に行きましょかあーっ。
『どんっ』
____フラッ,『バタッ』
「痛っ…。うぅ。」
あたしの目には、涙が…。
あ、恥ずかしい…。
「大丈夫??ごめんね。」
「あっ…、はい…。」
そこには16歳くらいの男の人が立ってた。
あたしはその人の顔を見ようと顔を上げた。
「あっ。泣いてるじゃんっ;;」
「ごめんね。」
その人はそう言いながらあたしの手をとると、
何処かに向いだした。
そんな時、なんか怖いことされるのかな…
そう思った。