アンジュエールの道標
「猫に戻ってよ」
「えっ?」
「その格好で家に入れるわけ無いでしょう?」
「あ、そっか」
ハルは残念ながらあの二人のように賢くないのかも? なんて考えてる間にしゅるると小さくなっていつものハルの姿に。
みゃあ。
と鳴くハルは昔と一緒。
でも、
「尻尾」
「にゃ?」
「3本ある」
そう言うと自分の尻尾を眺めて、
「にゃ!」
1本だけに。
……あぁ、今までのってやっぱり夢じゃ無いんだ。