アンジュエールの道標
陽の中での出会い
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「……変な、夢?」
本当に夢だったの?
うん、確かに途中まではいつも見る夢だった。
真っ暗で闇に捕まって動けなくて。
でも、
『ただの通りすがりです』
あれは?
彼だけが妙にリアルで――。
♪♪~#~~♪♪~~~
携帯のアラームが鳴る。
それを止めて小さく息を吐く。
「万里ちゃん、朝よ」
抑揚のないママの声。
間違いなく、ここは現実だ。
「……変な、夢?」
本当に夢だったの?
うん、確かに途中まではいつも見る夢だった。
真っ暗で闇に捕まって動けなくて。
でも、
『ただの通りすがりです』
あれは?
彼だけが妙にリアルで――。
♪♪~#~~♪♪~~~
携帯のアラームが鳴る。
それを止めて小さく息を吐く。
「万里ちゃん、朝よ」
抑揚のないママの声。
間違いなく、ここは現実だ。