【SS】大好き、でした。
「…あ、ははっ! ごめんごめん!
でも、行動は早い方がいいんじゃん?
今日にでも告れば? 真伊取られちゃうよ」
箸でご飯を口に運びながら、できるだけ平然を装う。
・・・はーあ、自分から告白急かすなんて、本当、私って馬鹿だ。
「きょ、今日?!
…、何? 他に真伊のこと好きな奴いるわけ?」
「それは知らないけど、早めに言った方がいいんじゃない? ってこと」
私の言葉を聞いて、晃太はしばらく「んー…」と、頭を掻きながら考え込んでいた。