千年桜
「冗談(笑)すぐにとは言わねーよ!絶対俺を好きにさせてやる。あいつには負けねぇよ?」
「私が好きなのは赤李だけ!ケイのことなんか好きにならない!」
「そんなこと言ってられるのも今のうちだけだぞ?覚悟してろ」
「/////」
クロは不覚にもドキッとしてしまったのであった。
「それよりクロ。この方向に用って鈴音学園か?」
「うん…そうだよ?」
「じゃあ俺が連れて行ってやる。鈴音の学園長は俺の母親だ」
「そうなの!?あっそっか!学園長は代々矢神家の子孫だったね!」
「それで俺は、高校を卒業したらロンドンに行く。10年くらい前に魔法学校があっちに移ったからな!」
「え!?大丈夫なの!?魔法学校…魔法使いの存在は人間に知られてはいけないの!」
「大丈夫だ。この事は矢神家の人間しか知らない」
「それならよかった…」
「んじゃ、行くぞ」
「うん!」