家族ノ絆ヲモウ一度
いきなりそうなったんですね・・・
「おいしいね~♪」
「でも、この時間に作るのは駄目だ。寝不足になるべ。」
「ごめんなさい。」
「怒らないっていったのに怒ってるべや!」
「怒ってねぇべや・・・」
「芋とか野菜でこれが出来るんだな・・・あっ、緑涼さん。」
「何だべ?」
「山に行きません?紅葉がてらに。」
「紅葉がてら・・・?あっ!」
緑涼はそれが何を意味しているのかすぐにわかった。禮漸ににこっと笑いながら目の前の人参のパンを手に取りかじる・・・。
椿には何を示しているのかが分からなかった・・・。