家族ノ絆ヲモウ一度
「火燐さん。」
「なんだべ?」
「今から何が始まるんですか?」
椿は隣に座っていた火燐に聞く。火燐はニコニコしながらこう答えた。
「新年の挨拶と、豊作を祈る儀式らしいべや。」
「そうなんだ。」
「で、その後お菓子や料理を配ってお祝いしようってお祭りみたいだべ(笑)俺も、初めて参加する時に緑涼からそう聞いた。」
「風燕さんから配布競争があるっていってたけど・・・」
「んだ。毎年大変なんだべこれが(泣)」
「なんでですか?」
「忙しいから休憩取るのやっとなんだべや(泣)」
「私できるかな?」
「できるべ、きっと!あ・・・」
火燐が話すのをやめた。椿は疑問に思い・・・