家族ノ絆ヲモウ一度
そこにまた宅配便

蓮流が中ぐらいの箱を軽々と抱えながら帰ってきた。


「風燕のプレゼントとうちゃ~く!!」


蓮流がリビングに入るなり、ニコニコしながら大きな声でそういった。

「何気に、気になってたんだ、風燕のプレゼント(笑)」
「んだ(笑)何頼んだべか?」


「俺は・・・」


風燕は、緑涼達に促されるようにして箱を開けた。
すると・・・

「くまだべ!」
「んだ~。またかわいい人形頼んだべな(笑)」

「笑うな(怒)このシーズンに人気って書いてたから・・・」

そこに入っていたのは、白い毛のテディーベアとたくさんのお菓子が入った紙袋。

緑涼と火燐は、びっくりしながらもテディーベアを箱から出すと手触りを確かめていた。



「顔に似合わず、こんなかわいいプレゼントだったとは・・・(笑)」



蓮流がそういうと「だから笑うな(怒)」と風燕は少し怒ってしまった。


「じゃ・・・」


そういうと、緑涼は階段の上にいる禮漸に合図を出した・・・。

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