Perfume...
「……え?! チヒロ?!……お前、なんで。京都に明日まで出張じゃなかったのか?!」
慌てたイサムが立ち上がった。
「仕事が早く終わったから帰ってきたのよ。気になる仕事も残っていたし。悪い?」
ブラからこぼれる柔らかそうな白い胸。
隠すことも忘れてる新入社員の石野ユメが私を見上げた。
「や……やだ!!大石主任?!」
「ここはラブホじゃないわ。神聖な場所を汚さないで!」
「違うんだ、チヒロ!!これは誤解なんだ」
「誤解とかどうでもいいわ。それより、石野さん、避妊はちゃんとしなさいよ。勢い任せでヤルなんて、女としては最低ランクよ」
「チヒロ!!違うって言ってるだろっ!!」
慌てるイサムの横で、やっとあらわになった胸を隠した石野ユメが立ち上がった。
「大石主任……あの!!」
「何?」
「もしかして大石主任、堀田次長のこと好きなんですか?だとしたら……あきらめてください!!だって、ユメのこと好きって堀田次長」
石野ユメの空気読めない発言にイサムが慌てた。