Perfume...


「酔っぱらった姿見られたのは……心外。だけど、俺、男だって知ってる?」

「……え?」

「一人暮らしの部屋に男を連れ込むとか、危ないけど」


そういって、力強く私の頭を抱き寄せた。


「え……この部屋は一人暮らし……」


『の部屋じゃないのよ』、と言おうとした口をキスでふさがれて。

大きな手がブラウスのボタンを外していく。

てか。

伊達に3歳からキスを積み重ねた男じゃない!

キスがうますぎ……る。

てか、おそらく……この先も上手い予感……。


「んっ……」


キスプラス、指。

……完全ノックアウトです。


いや、まずい。

この家には家族が。

いや、でもしたい。

すでに感じ始めてる身体。

いや、でもやっぱりまずい。

声とか完全に聞こえる。

それより、下の階に音が響く。


葛藤を頭の中で繰り返しているうちに、彼の唇が胸の先端に到達した。


もぅ……、理性は消えた。
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