Perfume...
男は狼
営業企画部には彼と私を含めて5人が召集された。

そして私以外はみんな男。

小さな部署だけど、新しいことを始める部署。

なんだかとてもワクワクする。

それにしても、あの有名な『月島ユウト』と一緒に仕事をする日が来るなんて。

しかもその『月島ユウト』が幼馴染の『ユウくん』だったなんて。

とりあえず初日は、これからの部の方向性や自己紹介など。

それから新しい部署ということで、デスク整理などで終わった。


「月島さん!今夜は空いてますか?チームワークを深めるってことでみんなで行きませんか?」


新入社員のホープ、川田くんの『飲み会』提案。

酔っぱらうとあんな姿の彼は、ちょっとぐらいビクつくのかと思ったら、彼は二つ返事だった。

ま、まさか……。

彼は酔っぱらった自分の姿を知らないんじゃ……?

ありえる!

でも、そうだとしたら、今まであんな姿みんなにさらしてきたの?


「ちょっと!!」


思わず彼の腕を引っ張って部屋の片隅に呼んだ。


「ねぇ!!どうするのよ!!酔っぱらったら」

「ん?俺?大丈夫だって」

「大丈夫じゃないから!!」


そうきつく言い返したのに、結局彼は断らなかった。

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