Perfume...
「チーちゃん、かわい」
キスを終えた彼の顔が……赤い!
「……えっ」
「チーちゃん、怒った?」
「な、何が?」
「みんなにバラしたこと」
「別に……怒ってない……わよ」
酔っぱらってる!!
たった一口の焼酎口移しで!
思った以上に、弱すぎるっ!!
「良かった。てか、チーちゃん、抱きたい」
「……えっ?!」
「俺、今日、……そればっかり考えてたよ。チー……」
大きな右手がブラウスの下からブラに到達。
酔っぱらって幼い『ユウくんバージョン』のくせに、器用にホックを片手で外した。
左手がスーツのスカートの裾から入ってくる。
……ダメ、こんなところで。
そんな理性の言葉は、声にはならなかった。
首筋に、彼の息がかかって……。
そのまま彼の指がどこに向かうのか、どんなふうに私を満足させるのか、期待がふくらんで。
だけど彼の手は止まったまま。
焦らされること、どれくらいだろう……。
そのまま、カクンと彼の手がブラウスから抜けた。
……寝たのかよっ!!