Cotton Candy【ベリカ限定】
「てか、こんな朝早くにどうしたの?まだ8時半じゃん」


時計に目を遣ったあたしは、不思議に思いながら雅に訊いた。


すると、彼は一呼吸置いた後でこう言った。


「姫華。外、見て」


「え……?外?」


雅に訊き直しながら急いで体を起こし、カーテンを開けて窓から外を覗いた。


その瞬間、あたしから満面の笑みが零れた。


「待ってて!」


そう言い終わるよりも早く、急いで玄関に走った。


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