Cotton Candy【ベリカ限定】
「幸せ過ぎて……ヤバイ……」


「え……?」


小さく告げると、雅が不思議そうな表情をした。


その途端、自分の言葉で恥ずかしくなったあたしは、彼の胸元に顔を埋めた。


絶対笑われる……


雅の表情からそう感じて、彼に正直な気持ちを告げてしまった事を後悔していた。


さっき発した言葉を、あたしの中に戻してしまいたい。


後悔の念に駆(カ)られて、雅の胸元で埋めたままの顔を上げる事が出来なかった。


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