Cotton Candy【ベリカ限定】
「とりあえず入れよ」


「ここでイイ」


キッパリと言って、雅の瞳を真っ直ぐ見つめた。


そんなあたしを見て、彼は真面目な話だと気付いたみたい。


「話って、何……?」


雅は真剣な表情を見せ、どこか控えめに訊いた。


あたしは小さく深呼吸をして、ゆっくりと口を開いた。


「あたしって、雅の何?」


「え……?いきなり何だよ……?」


あたしの質問に、雅は不思議そうな顔をした。


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