【短】白い幸せを君に
大好きな健ちゃんに嫌われちゃったのが悲しくて悲しくて、恵の目から涙がいっぱい出てきた。


「ウッ……フェッ……ヒック………」


「め、恵っ!?」


恵が泣いてる事に気づいた健ちゃんが、慌てて恵の近くに来た。


「どうした?オレがチョコ食べちゃったのイヤだったのか!?」


「ち……がうもん……」


「じゃあ、なんで泣いてるんだよぉ~~~…泣くなよ恵ぃ………」


健ちゃんに頭をナデナデして貰っても、恵は涙を止められなかった。


「恵……」


「健ちゃん…恵の事、嫌いになった?」


「――――…えっ!?」
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