駆け込み乗車は、ご遠慮下さい。


そして、着替えが終わったら、一階にまた行く。


リビングでは、すでに朝ごはんが出来ていた。


「リンちゃん、ごめんね、蓮人さん起こしてきてくれない?」


「はい。」


私は、蓮兄が寝ている部屋に向かう。


蓮兄は、昔から朝に弱かった。


小さい頃から、何度私が起こしに行ったことか……


私は、少し悪意を込めて、カーテンをシャッと開けた。


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