a secret princess
「姫様!」
「あーあのじじいの孫かあ。
まだじじいと血のつながっているやつが生きていたなんて、お前さんは幸運だなあ」
むかつく。
おじいさまをじじい呼ばわりするなんて。
それに私が幸運だって?ふざけないでよ
「もー頭にきた!かかって来なさいよ!」
「あーもう姫様!なんて無神経な!」
忠良はいつも私のいい加減さに呆れて、
でも確実に私の味方になってくれる。
そこの周泰組の何とかっていう人に比べたら
彼はいい人よ、本当に。