a secret princess
「私の役目はただ一つ。あなたを殺すこと。さ、死んでもらおうか。」
「死ぬわけないじゃない。絶対にあなたに勝って見せるわ。」
女…紅葉は刀の刃を私に向けて笑った。
私は刀を抜き、紅葉にかかって行った。
「あら、姫も戦うのね。意外だわ。でも私には絶対に勝てない。覚悟しなさい!」
カッシャ―ン!!
運悪く、刀を落としてしまった。
「もう降参かしら?ふっ、じゃあいただくわね、あなたの地位。」
もう駄目だ…
そう思って私はしゃがみこんだ。