a secret princess
いつのまにか、私たちの気づかないうちに
忠良ではない、忠良よりはるかに背が高い男のひとが、刀の刃を紅葉の喉に当てていた。
「御嬢さん、女が刀を振り回し、更に人を斬るなど滅相もありませんよ。」
「のえる…あなた…よくも私の邪魔を…!」
「刀を下してください、紅葉さん?」
のえる…と言う男は紅葉の知り合いみたいだった。
ドキッ…
よく見れば綺麗な筋肉、すらっとした背に茶色い髪、きれいに整ったお顔…
すごくかっこいい…