LOVE☆BATTLE
……気づいてないの?
それとも……あたしなんかに興味ない?
あたしの事、好きじゃない?
だとしたら……凄く悲しい。
ねぇ、輝くん。
どうしてあたしと付き合ってるの?
そんな時、
「里依~。 俺と遊ぼっ!」
あたしを呼ぶ声がした。
それと同時に、肩に重みを感じた。
振り返ると……そこには、もう1人の幼なじみ。
桜宮恭平の姿があった。
「ほらっ、行こっ!」
「えっ!? きょっ、恭平!?」
彼に腕をぐいぐい引っ張られ、あたしは自然と輝くんの元から離れてしまった。
恭平のバカーッ!!
廊下に出たあたし達。
そのまま恭平は、あたしの腕を掴んだまま歩いていく。
……教室を出る時、背中に感じた痛い視線。
あれは、誰のモノ?