LOVE☆BATTLE

“ごめんね。あたし、輝くんが好きだから”

そう書き、片桐くんに渡そうとした。

その時、痛い視線を感じた。

また……?

誰なの?

輝くん……かな?

――パタッ

するとまた、前から手紙が来た。

開いて読んでみる。

“でも輝ってさー、藤咲さんに興味なさそうだよ? あっ、里依って呼んでいい?”

――ズキッ

それを読んで、思わず泣きそうになった。

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