ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
よかった……。
この人が助けてくれたから……。
大勢の男子に取り囲まれる恐怖を、味わわなくてすんだよ。
お礼を言わなきゃ……。
そう思って、金髪ヤンキーさんの顔を見あげると……。
「おまえ、そんなに怖かったのか?
つーか、普通は。
あんな状態、うれしいんじゃねぇの?」
クスクス笑いと共に、右手が差し出された。
「俺の知ってる女だったら、めちゃくちゃ喜ぶと思うけど?
あんなに男にモテたらさ」
この人が助けてくれたから……。
大勢の男子に取り囲まれる恐怖を、味わわなくてすんだよ。
お礼を言わなきゃ……。
そう思って、金髪ヤンキーさんの顔を見あげると……。
「おまえ、そんなに怖かったのか?
つーか、普通は。
あんな状態、うれしいんじゃねぇの?」
クスクス笑いと共に、右手が差し出された。
「俺の知ってる女だったら、めちゃくちゃ喜ぶと思うけど?
あんなに男にモテたらさ」