ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
……って、そんなこと。


あたしの気も知らないで!!


「あた……あたしは……。
あたしは……。
男の子が苦手なんです!!
だから……こんな手も……いりませんっ!!
自分ひとりで、起きあがれます!!」


本当はお礼を言わなくちゃいけないのに、あたしは……。


目の前に差し出された手を、パシンと叩いて、振り払った。


「あたしに……。
触らないでくださいっ!!」
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