ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
ぶつぶつ文句を言いつつも……。


結局、いつも、のんちゃんの言いなりになるあたし。


エステに美容院、ドレス選びに靴選び。


あっちこっち引っ張りまわされて……。


車がのんちゃんの幼なじみの男の子の家に着く頃には、あたしはもう……へとへとだった。


だからリムジンの後部座席にもたれかかって、目をつむっていたのだけど……。


「みーゆ!!
起きて!!」


すぐに、のんちゃんに肩をガクガク揺すられた。
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