ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
のんちゃんのターコイズブルーのドレスを、ちょこっとつまんでツンツン引っ張ると……。
「あ、思い出した」
五十嵐くんはのんちゃんの横を通り、あたしから数歩距離を開けた位置で、立ち止った。
「どこかで会ったことあると思ってたけど。
のぞみの言葉で、ようやくわかった」
腕を組んで口角をあげ、五十嵐くんはひとさし指であたしをスッと指さす。
「おまえ……。
親父に見せられた写真の女か」
「…………」
え……。
えっと……。
「あ、思い出した」
五十嵐くんはのんちゃんの横を通り、あたしから数歩距離を開けた位置で、立ち止った。
「どこかで会ったことあると思ってたけど。
のぞみの言葉で、ようやくわかった」
腕を組んで口角をあげ、五十嵐くんはひとさし指であたしをスッと指さす。
「おまえ……。
親父に見せられた写真の女か」
「…………」
え……。
えっと……。