ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「ハハハ……」


五十嵐くんは口元を引きつらせながら笑った。


「わけわかんねー。
宇宙人か? おまえ……」


……って!!


そんなの、こっちのセリフですぅ!!


「警戒心が強いのか、弱いのか、わからねぇし」


「……っ!?」


「簡単に“男”に捕まるし」


五十嵐くんは大股で歩いて、あたしの体をひょいっと抱きあげた。
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