ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
……って、そんなの、あたし、知らないよぉ。


そんなことより、早くおろして。


ジタバタ暴れるあたしをガッチリ抱えて……。


五十嵐くんは、さっきあたしが外に出たのとは違うドアから、建物の中に入った。


「そんなおまえには……。
教えてやりたくなって……当然だろ?」


建物の中に入って、階段をあがって……。


それから、五十嵐くんはドアを開けた。


「ゆっくり、じっくり……。
俺だけの“姫”ってヤツに、してやるよ」
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