ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
そう思っても、どうすることもできず、奥歯を噛みしめて、ギュッと目をつむったら……。
「バーカ」
そんな言葉が落ちてきて……。
「イヤならイヤって、泣き叫べ」
背中にまわされた腕で、グイッと抱き起こされた。
「じゃないと、バリバリ頭から喰われるぞ?」
そう言う五十嵐くんの顔は、さっきと違って、口元に笑みが浮かんでいて……?
「……え?」
あたしはポカンと口を開けた。
「バーカ」
そんな言葉が落ちてきて……。
「イヤならイヤって、泣き叫べ」
背中にまわされた腕で、グイッと抱き起こされた。
「じゃないと、バリバリ頭から喰われるぞ?」
そう言う五十嵐くんの顔は、さっきと違って、口元に笑みが浮かんでいて……?
「……え?」
あたしはポカンと口を開けた。