ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「コレに懲りたら、今ここで。
俺以外の男の部屋には入らないと誓え」


ニヤリと……大胆不敵に笑いながら、五十嵐くんはあたしの目尻に指をあてる。


「自分の女を、他の男に泣かされたくねぇ」


「…………」


「言ったろ?
おまえは、もう、俺のものだ」


……って、これ……。


なんですかぁぁぁあ?


ふにゃにゃにゃにゃ……っと。


あたしは、五十嵐くんの腕の中で崩れ落ちた。

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