ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
すると五十嵐くんは、あたしの背中をポフポフッと2、3度叩いて、あたしの髪にキスをした。


「おまえの居場所はここだって、よく覚えとけ」


「……えっ!?」


「男ギライとか、苦手とか。
そんなの、俺が変えてやる」


「あっ……の……」


五十嵐くんの胸にコテッと頬をつけた状態で、髪をサラサラっと撫でられる。


「でも、それは……。
この俺にたいしてだけ」


「……え?」
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