ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「ほら、かわいい」


そう笑う笑顔が、眩しい。


「俺の彼女の心優ちゃんに。
彼氏の俺からのリクエスト。
この服着たら、髪はアップな?」


おねだりするように……少し甘い笑顔を見せる。


そんな……かわいいとも思える五十嵐くんの笑顔に、胸がドキドキして、頭がクラクラする。


「おまえが着替え終わる頃までには、のぞみを見つけて、この部屋に来させるから。
髪をアップに……って、アイツが。
そんな器用なこと出来るとは思えないな……」

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