ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「煌様!?
僕、さっき、そこでありさちゃんに会って。
煌様がそこに、心優ちゃんと一緒にいるって、聞いたんだけど」
ドアの外から聞こえる、がなりたてるような楓ちゃんの声。
それに続いて、ドアをドンドン叩く音。
それはもちろん、五十嵐くんのことを心配して……。
あたしのことを怒っているからに違いない。
どう……しよう。
あたしは困って、口元に両手をあてた。
今、ここで、出て行って……楓ちゃんに謝ったほうがいい?
五十嵐くんには助けてもらったけど……なにもないって……言い訳したほうがいい?
僕、さっき、そこでありさちゃんに会って。
煌様がそこに、心優ちゃんと一緒にいるって、聞いたんだけど」
ドアの外から聞こえる、がなりたてるような楓ちゃんの声。
それに続いて、ドアをドンドン叩く音。
それはもちろん、五十嵐くんのことを心配して……。
あたしのことを怒っているからに違いない。
どう……しよう。
あたしは困って、口元に両手をあてた。
今、ここで、出て行って……楓ちゃんに謝ったほうがいい?
五十嵐くんには助けてもらったけど……なにもないって……言い訳したほうがいい?