ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
どうしよ、どうしよ……。


そう思う間も、楓ちゃんの声やドアを叩く音は静まることはなくて……。


「煌様!!
心優ちゃんを彼女にしたって、本当!?
なんで?
ドレスのプレゼントとかも、ありえないんだけど!!」


楓ちゃんは、さっき服を届けにきたありささんから、いろいろと聞いたようで、怒り狂ったような金切り声をあげた。


「心優ちゃん?
いるんでしょ?
出てきなよ!!
煌様に近づいたら……。
煌様に手ェ出したら、ただじゃすまさないって……。
僕、言ったよね?」
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