ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「いや……。
あの……。
ちが…い……ます。
えっと……。
楓ちゃんは、関係……なくて……」


どもりながら言い訳をするあたしを、五十嵐くんはジッと見つめる。


その瞳に耐えられなくて……。


あたしは力なくうつむいた。


すると五十嵐くんは、いつの間に置いたのか、飾り棚の上に置かれたドレスを手にとった。


「アイツには、俺から説明しとく」
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