ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
呼ばれても、行くべきじゃ……ないんじゃ……ないかな?


ビクビクと……視線を五十嵐くんに走らせると……。


「はぁっ……」


大きなため息をついた五十嵐くんが、あたしのところまで戻ってきた。


「いいから、こっちに来て、コレに着替えろ」


五十嵐くんはあたしの腕を掴んだけど……。


「い……行けないし……。
それも……着られません」


あたしは、ギュッと目をつむりながら、足を踏ん張った。
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