ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「おまえの存在が……。
合同授業をする上での、桜花の理事長の心配事で、親父は北星、桜花、両理事長の知り合いだから、相談を受けたらしい」


「…………」


「他の女子に関しては、先生達が目を光らせていれば、大方大丈夫で、個人的な警護は必要ないだろうという判断だったようだ」


「それって……」


「ほんと、失礼な話だよな」


五十嵐くんは、鼻先でフンと笑った。


「心配するなら、女全員、心配してやれ。
つーか……。
少しでも心配なら、合同授業なんてくだらない案自体をつぶせと、俺なら言うけど」


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