ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「甘いな。
そんな話、断るに決まってんだろ。
面倒くせぇ」


吐き捨てるように言って、ソファにドカッともたれかかった。


「北星のグラウンドでおまえに会うまで、そんな話すら忘れてた」


そういえば、あの時……。


五十嵐くん、あたしの顔を見て。


『……あれ?
おまえ……。
どっかで会ったこと……』


そう、言ってた。
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