ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
それに、さっき……。


『どこかで会ったことあると思ってたけど。
のぞみの言葉で、ようやくわかった。
おまえ……。
親父に見せられた写真の女か』


確かに、そう言ってた。


そんな五十嵐くんが……どうして、何回も……。


あたしを守ってくれたの?


「だから、最初の2回は偶然」


「ぐ……ぜん?」


「そう。
それに、今日のぞみに言われたときも、引き受ける気なんて、サラサラなかった」


「…………」
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