ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
五十嵐くんはあたしの手首を離し、もう一度ひざにひじをついて、あたしを見あげた。
「あのとき、たぶん……。
持ってかれたな」
「……え?」
「俺の……心」
そんなことを真顔で言われるなんて……。
もう、めちゃくちゃ……恥ずかしいっ!!
「ほら、すぐに。
こうやって赤くなるとことか……」
五十嵐くんに頬を触られそうになって、思わず身を引いて……スッとよけた。
「あのとき、たぶん……。
持ってかれたな」
「……え?」
「俺の……心」
そんなことを真顔で言われるなんて……。
もう、めちゃくちゃ……恥ずかしいっ!!
「ほら、すぐに。
こうやって赤くなるとことか……」
五十嵐くんに頬を触られそうになって、思わず身を引いて……スッとよけた。