ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「……っ」


こんな至近距離で、瞳をのぞかれるなんて、恥ずかしい。


これ以上、こんな間近で見られるなんて、耐えられない。


だから……。


「あ……会ったこと……」


“ありません”


そう言おうとした。


でも、その前に……。


腕をグイグイ引っ張られた。


「煌様、なにソレ、これナンパ!?」


イラついた、不満たっぷりの声。

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