ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
よくわからないケンカの最中、可愛い男の子は、あたしの手首をいきなり掴んだ。


そして、不良さんに向かって、あっかんべーをしてから……。


「この子は、もう、煌様には、会わせないもんねっ!!」


あたしの手首を掴んだまま、走り出した。


「煌様は、どうせ授業サボるんでしょ?
ずっとそこで、ボールでも蹴ってれば!?」


そんな憎まれ口だけを残して。

< 63 / 447 >

この作品をシェア

pagetop