ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「え……」


そう言ったっきり、絶句する古久保くん。


え……。


そんなに、おかしなことなのかな?


「でも、ね?
行き帰りは、車だし。
お昼間は学校だし。
塾とか、習い事だって、運転手さん、待ってくれてるし。
持つ必要……全然なくて……」


「え。
じゃあ、友達と遊ぶときは?」


「もちろん、報告してから出かけるし。
それに……。
だいたい、誰かの家の人がついてくるし……」
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