ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
「それって、使用人が……って、意味?」


「うん、そう……」


あたしがコクンとうなずくと、古久保くんは、顔に片手をあてて、天を仰いだ。


「心優ちゃん、生きてて楽しい?
全然、自由がないじゃん!!」


「え……。
そう……かな?」


「そうだよぉ!!
もっと自由に遊ぼうよぉ!!
……ってか、今度!!
ケータイ買いに行こうよ。
選ぶの付き合うし」

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