天然王子とツッコミ姫☆



「美姫っ!!大丈夫!?」


眉を八の字に寄せ、目を潤ませる私服姿の翔太がいた。


…その手には、白いビニール袋が握られている。



「あー、頭痛と倦怠感がまだあるかな……」



正直にそう答えると同時に、翔太が突然私を抱きしめてきた。



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